なぜ〆にラーメンを食べたくなるのか?
2020/11/30
「〆にラーメンを無性に食べたい…」と思ったことはありませんか?
実は、こう思うのには大きく分けて理由が2つあります。
まず1つ目の理由は「アルコールの利尿作用」に関係があります。
アルコール、特にビールは利尿作用が強く、1リットル飲むと約1.1リットルの水分がカラダの外に出ます。
水分と一緒に塩分も失われてしまうため、カラダが塩分を欲します。
お茶漬けや味噌汁を食べたくなることもあると思います。
そして2つ目の理由としては、「アルコール代謝(解毒分解)の仕組み」です。
飲んだアルコールは20%が胃から吸収され、残りの80%は小腸で吸収されます。
その後、肝臓や筋肉に運ばれ「炭酸ガスと水」に分解され、最終的には体外に排出されます。
肝臓の通常の役割は、食事から摂られた糖や脂肪・タンパク質などの栄養代謝です。
ただ、お酒を飲んだときは、「アルコール=毒」とカラダが認識し、肝臓はアルコール代謝(解毒)を優先(緊急業務)させ、日常業務の栄養代謝を後回しにします。
結果的に、宴会で食べた炭水化物が糖質に分解するスピードが通常よりも遅れてしまうので、宴会後にお腹が空いてしまうのです。
「アルコールの利尿作用と代謝の仕組み」から、あれだけ飲み会で食事をしたのに関わらず、「〆のラーメン」に行きたくというわけなのです。